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#286
新たな息吹で甦る鋳物工場
~埼玉県川口市「大泉工場」~
取材先情報
・大泉工場(OKS_CAMPUS)
埼玉県川口市領家5丁目4番1号 TEL:048-222-1171
【開館日時】
・午前8時から午後4時
・定休日なし(お問合せは平日のみ受付)
※敷地内全面禁煙となっております。
【アクセス】
・赤羽駅・川口駅・川口元郷駅からバス
「梛木の橋」バス停留所下車徒歩3分
(JR赤羽駅東口 赤23 国際興業バス乗車12分
JR川口駅東口 川21 国際興業バス乗車13分
SR川口元郷下車後、バス停留所「エルザタワー」より
赤23 国際興業バス乗車12分)
【駐車場】あり(無料) ※数に限りがございます。
自転車置き場あり
※洋館・和館の内部は、通常一般公開しておりません。
・1110 CAFE / BAKERY
埼玉県川口市領家5丁目4番1号(大泉工場内) TEL:048-229-1085
【開館日時】
・午前8時から午後4時
・月曜定休日
(※祝日の月曜日は営業いたします。翌日火曜日が定休日になります)
今回は埼玉県川口市の「大泉工場」を訪ねます。大泉工場は大正6年、初代・大泉寛三によって創業されました。昭和5年から鋳物工場を操業し、その後業態を変えながら、現在の4代目社長によって工場敷地を市民に開放。様々な事業に活用しています。敷地内にはかつての居宅である和館と洋館が残され、とりわけ洋館は日本でほとんど類を見ない純粋な石積みで造られています。今回拝見するのは和館。初代寛三が家族用の住居として造りました。接客を想定していないため極めて簡素な外観ですが、内部には良質な材と意匠がさりげなく用いられ、鋳物の町・川口の繁栄ぶりを物語っています。実際に生活していた面影が随所に残され、当時の工場経営者の暮らしを物語る貴重な建物となっています。
案内人:田村公一(一級建築士)