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#278
市民に開放した綿布商の豪邸
~名古屋「東山荘」~
取材先情報
・東山荘
愛知県名古屋市瑞穂区初日町2丁目3番地 TEL:052-831-2672
【開館日時】
・午前9時から午後4時30分
・休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の時はその直後の休日でない日)
年末年始(12月29日~1月3日)
・受付時間:午前9時から午後4時30分 (休館日を除く)
・申込期間:茶道、花道等の伝統的芸術に関する行事
→使用する月の6か月前の月の1日から
その他の行事
→使用する月の3か月前の月の1日から
*1日が休館日の場合は、その直後の休館日でない日
・利用料金:部屋、使用する時間によって異なります。
詳細はホームページをご覧ください
【アクセス】*公共交通機関をご利用ください。
・電車:地下鉄桜通線「瑞穂区役所」下車 1番出口より東へ徒歩12分
・市バス:「田辺通2丁目」下車 西へ徒歩5分(金山16号系統・栄20号系統)
今回は名古屋市・瑞穂区の「東山荘」を訪ねます。東山荘は綿布商の伊東信一が、山崎川沿いの所有地に大正元年から末年にかけて建てた別荘です。伊東家の山荘という意味で「東山荘」と命名されました。伊東氏は、自身の没後に東山荘を市民に公開して欲しいという遺言を残しました。寄贈を受けた名古屋市はこの遺志に従い、昭和14年に公園として一般開放。戦後一時、市長公舎としての活用した時代を経て、昭和43年より再び市民が活用できるように公開しました。現在では茶室や稽古事などの貸室として利用されています。3600坪ある広大な日本庭園の中に建つ雁行形に連なった主屋は、座敷、洋室、茶室、懸造風の二階家など、変化に富んだ華やかな近代和風建築となっています。
案内人:小沢朝江(東海大学工学部教授)