番組表
おすすめ情報
バックナンバー
#271
学者村に残る“理想の家”
~京都・北白川「駒井家住宅」続編~
取材先情報
・駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)
京都府京都市 左京区北白川伊織町64 TEL:075-724-3115 (公開日のみ)
[(公財)日本ナショナルトラスト] TEL: 03-6380-8511
【一般公開日時】
毎週金曜日・土曜日 10:00~16:00 *受付は15:00まで
*冬季休館(12月第3週から2月末)・夏季休館(7月第3週から8月末)
*天候等の事情により公開日・公開時間が変更となる場合がございます。
*ご見学方法については、(公財)日本ナショナルトラストのホームページを
ご確認ください。
【入館料(維持修復協力金)】
・(公財)日本ナショナルトラスト会員:無料
・一般:500円
・中高校生:200円
・小学生以下:無料 *保護者同伴
・障がい者(ミライロIDまたは手帳提示):無料 *介添者1名含む
【アクセス】
*鉄道:叡山電鉄「茶山」駅下車 徒歩約7分
*市バス:3番 上終町ゆき「伊織町」下車 徒歩約2分
:北白川仕伏町ゆき「北白川小倉町」下車 徒歩約4分
:5番 岩倉操車場ゆき「上終町京都造形芸大前」下車 徒歩約4分
:204番 錦林車庫ゆき「伊織町」下車 徒歩約2分
*駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
今回は京都・北白川「駒井家住宅」の続編。“日本のダーウィン”と称された遺伝学者・駒井卓の自邸を、建築家W・M・ヴォーリズが手掛けました。施主の住みやすさを重視したヴォーリズは、日本人の生活に適した和室を設けたり、階段を緩やかにしたりと細やかな配慮を見せています。極め付きは、屋根裏部屋に上がるための昇降式階段。その合理的な美しさは今も色褪せることがありません。駒井家住宅の周辺は、大正末期から昭和の初期にかけ住宅地として開発され、かつては“学者村”と呼ばれていました。昭和2年に建てられた駒井家住宅は、その当時から現存する貴重な洋館です。生前のまま残された博士の書斎と共に、学者村の歴史を今に伝えています。
案内人:中嶋節子(京都大学大学院教授)