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#261
再生・越ヶ谷宿の伝統町家
~埼玉県越谷市「はかり屋」~
建築用語チェック!
つし二階
かつて2階建てが許されなかった江戸時代に生まれた低い2階部分
取材先情報
・はかり屋
埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-8
※営業時間、休業日は店舗によって異なります。
詳しくは各店舗までお問い合わせください。
はかり屋ホームページ https://hakari-ya.jp/
【電車】東武スカイツリーライン「越谷駅」東口より徒歩8分
【車】東京方面から
旧日光街道沿い(県道52号線)、越ヶ谷本町交差点より約100m直進
左側
駐車場:なし
※近隣のコインパーキングは駐車できる数に制限があるため、
公共交通機関でのご来店をお勧めします。
今回は埼玉県越谷市の町家「はかり屋」を訪ねます。はかり屋は、計量用の秤を扱っていた老舗の商家で、代々大野家が継承していました。しかし多くの旧家同様、家族による継承は困難となり、一時は取り壊しも検討されます。そんな中、存続を願う市民や地元企業によって再生が図られ、複合商業施設として生まれ変わったのです。町家特有の奥に深い敷地に、店蔵、座敷、内蔵と並ぶ建物には計6店舗が店を構え、かつての越ヶ谷宿の新たな顔として人気を博しています。できるだけ当初の姿を尊重し、リノベーションは最小限に留めるコンセプトのもと、フレンチレストランやビストロ、ジュエリーショップなどが、上手なレイアウトを施しオシャレな空間を演出しています。再生したはかり屋は、今も越ヶ谷宿の歴史をつないでいます。
案内人:田村公一 (一級建築士)