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#221
比類なき哲学世界の建物群
~東洋大学創立者が造った「哲学堂公園」~
取材先情報
・哲学堂公園
〒165-0024 東京都中野区松が丘1-34-28
TEL:03-3951-2515
開園時間:3月1日~9月30日は午前8時~午後6時
10月1日~11月30日は午前8時~午後5時
12月1日~2月末は午前9時~午後5時
古建築物公開:四聖堂・六賢台・無尽蔵・宇宙館・絶対城を、春期・秋期・
月例公開しています。
※四聖堂は建物保全のためご入場になれません。
・春期公開【4月29日~ 5月5日】(年によって変更あり)
午前9時~午後5時
・秋期公開【10月1日~ 10月30日】(土日祝日のみ)
午前9時~午後4時
・月例公開【毎月第1日曜】(変更の場合あり)
午前10時~午後3時
駐車場:・平日のみ12台まで駐車可
(※満車の場合は近隣駐車場をご利用下さい)
・土日祝休日は駐車場は自動二輪専用となります。
※なお、障害をお持ちの方については、
障害者手帳をご提示いただければ駐車可能です。
駐車される場合は、事前に管理事務所にご連絡いただくか、
駐車場整理員へ障害者手帳のご提示をお願いします。
交通:西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩12分
都営大江戸線「落合南長崎駅」から徒歩13分
今回は東京・中野区の「哲学堂公園」を訪ねます。哲学堂公園は、東洋大学の創立者で哲学者の井上円了が明治37年に造営した公園です。自らの哲学世界を視覚的に具現化するために、公園のレイアウトから建物のデザインまで、哲学体系に沿った形で造られました。園内には77ヶ所もの見どころが設けられ、その一つ一つに難解な名前が付けられています。最初に造られた建物は、釈迦・孔子・ソクラテス・カントという思想家を祀った「四聖堂」。この公園内では“本堂”にあたる建物です。寺院風に反りの入った方形型の屋根を持ち、全ての方向を正面とする“四方正面”の威厳ある建物です。公園内の建築物は全てユニークで、四聖堂の隣には六角形をした塔が聳えています。これは「六賢台」と呼ばれる建物で、荘子や朱子、聖徳太子など日本・中国・インドの“六賢人”を祀っています。日本・中国・西洋の混合するユニークなデザインは、この公園のシンボルの一つとなっています。その他、講堂として使われた「宇宙館」や、図書館として造られた「絶対城」など、個性的な名前と外観を持つ建物ばかり。哲学堂公園は、まさに“哲学のテーマパーク”ともいえる、全国に類を見ない公園です。