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#216
宣教師の心が宿る「明治学院」
~キャンパスに残された3棟の洋館~
取材先情報
明治学院(白金キャンパス)
東京都港区白金台1-2-37
交通:品川駅から[JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・東海道新幹線/ 京浜急行線]高輪口より都営バス「目黒駅前」行きに乗り、
「明治学院前」下車(乗車約6分) ※徒歩約17分
目黒駅から[JR 山手線/東急目黒線/東京メトロ南北線/都営地下鉄三田線 ]
東口より都営バス「大井競馬場前」行きに乗り、「明治学院前」下車(乗車約6分) ※徒歩約20分
白金台駅から[東京メトロ南北線/都営地下鉄三田線]2番出口
(白金高輪側 /エレベーター有)より徒歩約7分
白金高輪駅から
[東京メトロ南北線/都営地下鉄三田線]1番出口
(目黒側 / エレベーター有)より徒歩約7分
高輪台駅から
[都営地下鉄浅草線]A2番出口より徒歩約7分
高輪ゲートウェイ駅から(3/14より)
[JR 山手線・京浜東北線]
※徒歩約13分
キャンパスの見学について
大学・高校の授業、行事・式典があるため文化財見学はできません。
11月1日から11月3日の3日間は一般公開を予定しております。
高校・大学受験の方は各校入試広報にお問合せください。
今回は東京都白金台の明治学院を訪ねます。明治学院はアメリカ人医師で宣教師のJ・C・ヘボンが、幕末の横浜居留地に開いた「ヘボン塾」を起源としています。その後明治20年、現在の白金キャンパスに明治学院として開校しました。今もキャンパスには、長い歴史を物語る3棟の洋館がその姿を留めています。中でも一番古い建物は、明治22年頃に建てられた「インブリー館」。現存する宣教師館の中でも、全国有数の歴史を誇る本格的な洋風住宅として、国の重要文化財に指定されています。同じころに建てられた洋館が、「明治学院記念館」と呼ばれるかつての図書館兼神学部校舎。赤煉瓦造りの一階部分と、震災後改造された木造の2階部分とのコントラストが美しい建物で、第一期卒業生だった島崎藤村も読書に勤しんだ歴史を持つ建物です。この番組でもお馴染みの建築家、W・M・ヴォーリズの設計で大正5年に建てられたのが「礼拝堂」です。ハサミ型の小屋組み“シザーズ・トラス”で支えられる大空間は圧巻そのもの。ヴォーリズ自身もこの礼拝堂で結婚式を挙げています。建学の精神を今に伝える明治学院の歴史的建造物は、教育史を飾る名建築です。