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#200
古都鎌倉 奇跡の移築物語
~一条恵観山荘と旧川喜多邸別邸~
取材先情報
■鎌倉市川喜多映画記念館
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目2番12号
TEL:0467-23-2500
開館時間:午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)
休館日:毎週月曜日、年末年始、展示替期間 特別整理期間など
(月曜日が休日の場合は開館し、翌平日を休館日とします)
企画展観覧料:一般200円(140円)小・中学生100円(70円)
特別展観覧料:一般300円(210円)小・中学生150円(105円)
*( )内は団体料金
映画鑑賞料:一般1000円 小・中学生500円
交通:JR鎌倉駅・江ノ電鎌倉駅 東口下車 小町通りを八幡宮に向かい 徒歩8分
※駐車設備がありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
■一般財団法人 一条恵観山荘
神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10
TEL:0467-53-7900
営業時間:午前10:00~午後4:00(最終入園 午後3:30)
休館日:月・火曜日(祝日の場合は開園の場合あり)その他、催事開催時など臨時休館あり
※HPの開園カレンダーをご参考に
入館料:おとな・こども 500円(税込)
※未就学児の方はご入園いただけません。
交通:
【電車】JR横須賀線「鎌倉駅」
【バス】JR鎌倉駅東口発 京急バス5番乗り場より乗車10分 「浄明寺」バス停より徒歩2分
※施設内に駐車場はございません。お車でご来園される方は、近隣のコインパーキング等をご利用ください。
(徒歩5分圏内に複数ございます)
※上記以外の情報については、公開出来ません。
番組開始から200回目を迎えた今回は、神奈川県鎌倉市に移築された2軒の建物を訪ねます。1軒目は「旧川喜多邸別邸」。欧州の名作映画をいち早く日本に輸入・配給し、昭和期の映画界に多大な貢献を果たした川喜多夫妻の別邸です。もともとは哲学者・和辻哲郎氏が東京都練馬区に移築した田舎家でしたが、川喜多氏が現在地に再移築しました。鎌倉移築後は海外から訪れる映画監督やスターたちを迎える場として活用。谷戸に広がる山並みと見事に調和した景観は、鎌倉市初の景観重要建造物に指定されています。2軒目は江戸時代初期に造られた重要文化財「一条恵観山荘」。かつて京都西賀茂に一条家の別荘として建てられていた茶屋で、長い間忘れ去られていたところを奇跡的に発見され、鎌倉に移築されたという経緯を持ちます。五摂家のひとつでもある一条家だけに、茶屋でありながら寝殿造りを思わせる古い形式が残され、施主の一条恵観は茶の湯にも通じていたことから、邸内の随所に金森宗和好みの茶室の風情が見られます。建物は昭和39年に国の重要文化財に指定され、現在は一般公開されています。すでに失われていても不思議ではなかった「一条恵観山荘」と「川喜多邸別邸」。古都鎌倉に残された奇跡の移築物語です。