番組表
おすすめ情報
バックナンバー
博覧会が生んだ180畳座敷 ~明治の巨大和風建築「臨江閣」後編~
取材先情報
臨江閣
群馬県前橋市大手町三丁目15番 TEL:027-231-5792
※貸館利用等のお問い合わせは文化財保護課 027-280-6511へ
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
※催事や貸館利用で使用されているお部屋は、
見学及び入室ができない場合がありますので、
あらかじめご了承ください。
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館。直近の平日が休館となります。)
年末年始
※下記の日程は、催事等の都合により見学ができません。
ご来館を予定されている方は、ご注意ください。
平成29年10月15日(日)
平成29年11月3日(祝)、4日(土)、5日(日)
平成29年11月10日(金)
料金:観覧無料
交通:JR前橋駅からバス(群馬中央バス 新前橋駅西口ゆき)で10分、
遊園地坂下にて下車、徒歩5分。
駐車場:隣接する前橋公園の駐車場をご利用ください。
敷地内には原則として駐車できません。
お身体が不自由な方は、事前にお問い合わせください。
その他:イベント開催中は、見学制限をする場合があります。
見学・利用に関しては、文化財保護課へお問い合わせください。
観光ボランティア会によるガイドが利用できます。
ガイドの所要時間は最低40分です。
原則1か月前までに申し込みをお願いします。
申し込み多数の場合、ガイドの利用ができないこともあります。
あらかじめご了承ください。
売店:別館1階「かふぇ あんきな」では、前橋のお土産品のほか、
コーヒーなどの販売もしています。
営業時間:午前10時~午後4時(コーヒー等の販売は午後3時まで)
・売店で購入した商品は、指定の場所でのみ、お召し上がりいただけます。
・喫茶スペースが貸館利用等で使用されている場合、
館内でのご飲食はできません。
※上記以外の情報については、公開出来ません。
今回は、群馬県・前橋市にある「臨江閣」の後編。明治43年に建てられた近代和風建築の「別館」を訪ねます。前橋市の重要文化財に指定されている別館は、当時の国内博覧会である「一府十四県連合共進会」のための貴賓館として建てられました。外観を拝見するとまず驚かされるのはその高さ。圧倒的な総2階建ての屋根の構造には、じつは西洋建築に用いるトラス構造が採用されています。重厚な車寄せの玄関を通ると右側に現れる部屋は、60畳もの広さを持つ洋間。純日本風の外観の中に設えられた広い洋間からは、近代和風ならではの柔軟性が見て取れます。1階の左側には、中廊下を挟んで「北座敷」と「南座敷」が平行に並んでいます。双方とも正統的な書院造りの設えですが、南座敷は時代に合わせて、カフェや売店として活用しています。中でも圧巻なのは2階部分。この番組では最大級の広さを持つ大広間が現れます。全国から訪れた人々も、その規格外の広さに目を奪われたに違いありません。巨大なのは部屋だけではなく、設えられた床の大きさにも驚きます。その天井には鏡張りの一枚板が用いられるなど、材にも贅を尽くした臨江閣・別館。前橋の威信をかけた建物に迫ります。