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#156
大解剖 江戸時代中期の農家
~「房総のむら」に残された重要文化財を探る~
取材先情報
千葉県立房総のむら
千葉県印旛郡栄町龍角寺1028
TEL:0476-95-3333
開館時間:午前 9時~午後4時30分(入館は午後 4時30分まで)
※平成30年1月2日・3日は午前9時30分から午後4時まで開館
休館日:月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)
年末年始(12月25日~1月1日)・臨時休館日
※詳しくは房総のむらホームページ開館日カレンダーをご覧ください。
料金:一般300円、高・大学生150円、中学生以下及び 65歳以上 無料
※風土記の丘エリアの野外展示及び文化財建造物等の見学は無料です。
交通:バス・JR成田線成田駅西口、4番乗り場から千葉交通バス
竜角寺台車庫行き約20分 「竜角寺台2丁目」下車、徒歩10分
・JR成田線安食駅から千葉交通バス竜角寺台車庫行き約10分
「房総のむら」下車、徒歩3分
・JR成田線安食駅から栄町循環バス(ドラムバス)約15分
「ドラムの里」下車、徒歩3分
・JR成田線下総松崎(しもうさまんざき)駅から徒歩約30分
(房総風土記の丘資料館に直接行く場合の近道)
・JR成田線安食駅から千葉交通バス竜角寺台車庫行き約6分
「風土記の丘北口」下車、房総風土記の丘資料館まで徒歩5分
車:東関東自動車道 成田ICから成田市街へ直進約3km、
土屋交差点を栄方面へ直進約7㎞。
駐車場:無料
※上記以外の情報については、公開出来ません。
今回は千葉県の「房総のむら」を訪ねます。房総のむらは、江戸時代から明治時代初期までの歴史的な建造物を移築・再現した建物の博物館。メインゲートの大木戸をくぐると、まるで江戸時代さながらの町並みが現れます。綿密に再現された江戸商家の町並みを散策するうちに、いつしかタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。今回のテーマは移築された江戸時代中期の農家。まず向かったのは、安永9年(1780)に建てられた「旧御子神家住宅」です。築250年近い貴重な農家として、国の重要文化財に指定されています。御子神家は古くから安房地方で代々農業を営んでいた中規模農家で、間取り中央に「ざしき」と呼ばれる広い板敷の広間を持っています。これは千葉、埼玉、茨城などに見られる特徴で、他の地域では見られないものです。一方、木立を挟んで隣に位置するのは県指定有形文化財「旧平野家住宅」。平野家は代々名主を勤めた大規模農家で、この家は寛延4年(1751)に建てられました。先ほどの御子神家住宅より30年程古いにも関わらず、こちらの方が時代的に新しいのではないかと思えるほどの設えです。千葉の農家建築を、建築年代、財力、そして地理的条件など様々な視点から迫ります。