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#155
百万石の花街「ひがし茶屋街」 ～古都金沢に息づく町家巡り～
取材先情報
志摩
石川県金沢市東山1丁目13-21 TEL：076-252-5675
開館時間：午前 9時～午後 6時
定休日：無休
入館料：一般500円・小中学生300円（和菓子とお抹茶は700円）
＜お茶室「寒村庵」＞
お抹茶： 生菓子付き 700円 ／ お干菓子付き 500円（入館料別途）
交通：バスの場合：橋場バス停下車徒歩約4分
お車の場合：ＪＲ金沢駅より車で10分程度
駐車場：専用駐車場はございません。
東山観光駐車場（15台）より徒歩約3分（有料）
お茶屋美術館 旧中や
石川県金沢市東山1丁目13-7 TEL：076-252-0887
開館時間：午前 9時～午後 5時(入館は午後4時30分まで)
定休日：木曜日
料金：一般500円・小中学生300円
豆月-まめづき-
石川県金沢市東山2-3-21 TEL：076-256-0465
営業日：月・金・土曜日
営業時間：午前 11時～午後 6時
髙木糀商店
石川県金沢市東山1-9-3 TEL：076-252-7461
営業時間：午前 9時～午後 7時
定休日：なし 年中無休
金澤町家情報館
石川県金沢市茨木町53番地 TEL：076-208-3231
開館時間：午前9時～午後5時30分
※会議室（4室）の使用がある時は、午後9時まで
休館日：毎週水曜日（水曜日が祝日の場合はその直後の平日）
年末年始（12月29日～1月3日）
駐車場：駐車場がございませんのでお車でお越しの際は近隣の有料駐車場等をご利用ください。
※上記以外の情報については、公開出来ません。
今回は金沢の「ひがし茶屋街」を訪ねます。ひがし茶屋街は文政３(1820)年に加賀藩公認の遊郭として設けられたのが始まりで、平成１３年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。江戸時代の茶屋が立ち並ぶひがし茶屋街で２人が最初に訪れたのは、茶屋町創設当初に建てられた「志摩」。国の重要文化財に指定された全国的にも希少な茶屋建築で、現在は一般に公開されています。中に入ると一際目を惹くのは、艶やかなベンガラ色の壁と数寄屋風の意匠。芸妓たちが芸を披露した「ひかえの間」も当時のまま残されています。お座敷太鼓の音とともに、いにしえの茶屋文化に暫し思いを馳せました。ひがし茶屋街の周囲には、商人や職人のための町家が建ち並んでいます。金沢町家独特の造りを拝見した後、今もなお江戸時代の町家で暮らす「中村家」に向かいます。土間が縦に長く続く「トオリニワ」、「ヒブクロ」と呼ばれる高い吹き抜け空間など、歴史ある町家をそのまま生活に使っていました。そんな金沢町家に魅せられて、遠方から移住して町家を再生させた「北出邸」では、伝統と斬新さを融合させた町家の新たな可能性に触れました。今もなお息づく金沢の町家を知った旅でした。