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#146
特別の浅草「伝法院」と「今半別館」 ～江戸から戦後まで 匠の技がつなぐ名建築～
取材先情報
浅草寺 伝法院
東京都台東区浅草2-3-1
TEL：03－3842－0181（お電話によるお問い合わせ時間は、日曜祝日を除く、
午前9時30分～午後4時まで）
※通常非公開ですが、庭園に関しては春に特別公開をしております。
詳しくは浅草寺ホームページをご確認下さい。
交通：東武スカイツリーライン：浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線：浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス：浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線：浅草駅A4出口より徒歩5分
※浅草寺に駐車場はございません。台東区雷門地下駐車場ほか、周辺の駐車場をご利用ください。
今半別館
東京都台東区浅草2-2-5
TEL：03－3841-2690（お電話受付時間 11:00 ～ 21:00）
※建物見学のみの公開はしておりません。
※ご予約の際、お座敷のお部屋の指定は承っておりません。
営業時間：平日 11:00 ～ 15:00、16:30 ～ 21:30（ラストオーダー 20:30）
休日 11:00 ～ 21:30（ラストオーダー 20:30）
※平日・休日共に、ご予約の最終時間は19:30となります。
定休日：下記の期間はお休みをいただく場合がございますので、
お問い合わせください。
建物修繕のため、8月お盆明け～10日間程
正月準備のため、12月24日、25日、31日
交通：東京メトロ銀座線 浅草駅より 徒歩5分
東武鉄道 浅草駅より 徒歩5分
都営地下鉄 浅草駅より 徒歩6分
水上バス 浅草乗り場から 徒歩5分
※専用駐車場はございません。近隣の公共駐車場または、コインパーキングをご利用ください。
※祭礼等の催事によっては、付近の道路が自動車通行止めになる場合がございます。
※上記以外の情報については、公開出来ません。
今回は東京「浅草」を訪ねます。意外なことに当番組が訪れるのは今回が初めて。ですがそこは、こだわりの百年名家。満を持して通常撮影できない２つの建物を特別にご紹介いたします。まずは、すき焼きの名店「今半別館」。別館は本館からのれん分けで大正１０年に開業しました。現在の店舗は昭和２３年に建てられたものですが、地元浅草の職人たちと、“彫刻の町”富山県井波の彫師によって、建具の組子や精緻な彫り物、そして銘木がふんだんに用いられ、戦後の不自由な時代によくぞこれほどの建物が造れたと感心してしまいます。そしてもうひとつが浅草寺の「伝法院」。住職と僧侶以外には立ち入ることができない内部の撮影が、今回特別に許されました。拝見するのは安永５年の「客殿」と、明治３５年の「大書院」。阿弥陀如来が安置された客殿の設えには、荘厳さと繊細さが漂い、見るものを圧倒します。大書院に入ると、そこには高い格式の世界が広がります。天井や欄間に施された見事な彫り物。開口部からは小堀遠州の手掛けたと言われる庭園が望めます。仲見世の喧騒から隔絶された別世界に佇む伝法院は、震災と空襲を乗り越えた、まさに奇跡の建物ともいえる名建築です。