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#135
世界遺産 富岡製糸場 後編 ~謎に満ちた非公開エリアを巡る~
取材先情報
富岡製糸場
群馬県富岡市富岡1-1 TEL:0274-64-0005
ご見学についてのお問い合わせ TEL:0274-62-5439
開場時間:午前9時から午後5時まで(ただし、受付時間は午後4時30分まで)
休場日:12月29日から12月31日まで
※点検・整備等で臨時休場となる場合があります。
見学料:大人1,000円
高校・大学生(要学生証)250円
小・中学生150円
※未就学児は無料
※障害者手帳をお持ちの方と介護者(1名)は無料
解説:個人でのご見学の場合は下記の時間で解説案内(約40分)を行っています。
[午前] 9時30分、10時、10時30分、11時、11時30分
[午後] 1時、1時30分、2時、2時30分、3時、3時30分、4時
※午後4時は4月から10月まで実施。
※有料(1人1回200円)
駐車場:場内への車の乗り入れはできません。近隣の駐車場をご利用ください。
詳細は富岡製糸場ホームページをご覧ください。
※上記以外の情報については、公開出来ません。
今回は群馬県富岡市にある世界遺産「富岡製糸場」の後編。前回は工場部分などを紹介しましたが、後編では技術指導にあたったフランス人の住居などを中心に拝見します。製糸場内には、「検査人館」「女工館」「ブリュナ館」という3棟の洋館が現存しています。いずれも高床式のベランダが特徴のコロニアル様式となっています。検査人館は、生糸技術者である男性スタッフのための住居で、いくつもの個人部屋に分けられています。その中で注目は、洋室の中に組み込まれた和室。フランス人たちが去った後に改造されたものですが、近代洋風化の中で日本の生活様式に回帰していく変遷が見て取れます。敷地内の奥に進んで行くと現れるのが、巨大な屋根が目を惹く洋館。これは、フランス人指導責任者だったポール・ブリュナの居宅として建てられたものです。ブリュナ帰国後には学校施設として使用されたため、内部はまさに校舎そのもの。じつは富岡製糸場では日本人工女たちのために、月給制や日曜休日制などから、医療や教育まで、近代的な福利厚生を導入していたのです。建物や施設だけではなく、先進的な思想で運営された富岡製糸場。近代化のもう一つの貴重な資料となっています。