BS朝日

日本のミライに会いにゆく～地域を動かすイノベーターたち～

日本に、新たな価値を吹き込む人々がいる。
これまで見逃されてきた、地方の手付かずの自然や、都市の何気ない街並みのなかに、新しい“豊かさ”を見出し、チャレンジを始めている－。
この番組では、そんなイノベーターが集い、彼らが見据えるミライについて語り合う。

ナビゲートするのは、芸人の枠を超えた活躍を見せる西野亮廣と、雑誌『ソトコト』編集長を務め、地域の課題や未来を、誰よりも深く見つめてきた指出一正。ゲストには、岡山県・西粟倉村で、エーゼロ株式会社の代表を務める牧大介と、東京・森下で「喫茶ランドリー」を営む田中元子を迎える。
地方と都市。異なるフィールドの最前線を走るふたりの活動と、それぞれの想いに迫る。

“ローカルベンチャーの聖地”岡山県・西粟倉村で起きていること。

岡山県・西粟倉村は、中国山地に位置する人口1500人ほどの小さな山村。
典型的な過疎の村と思われがちな場所だが、いま多くの若者が移住し、様々な事業をはじめている。
「西粟倉・森の学校」「エーゼロ」の代表を務める牧大介は、そんな西粟倉村を牽引する人物のひとりだ。村の９割以上を占めながら、過疎化などの影響で活用しきれていなかった森林資源を生かし、様々な事業を展開している。今回は、彼が最新の事業として取り組む「森のうなぎ」の活動を取材。そこには、西粟倉への強いビジョンがあった。また、彼がもうひとつ精力的に取り組むのが、ローカル起業家の育成だ。牧と同じように、この村に魅せられた若者たちの新たな挑戦にも密着した。

“1階づくりはまちづくり”東京・森下の『喫茶ランドリー』はなぜスゴい？

今年1月、東京・森下にできた『喫茶ランドリー』という空間が、いま静かな話題を呼んでいる。
運営しているのは、「グランドレベル」の代表を務める田中元子。国内外の様々な都市を観察・研究してきた経験から、「１階づくりはまちづくり」という理念のもと、魅力的な１階＝「グランドレベル」づくりに取り組む。
『喫茶ランドリー』は、そんな田中のビジョンが詰まった空間だ。普通のカフェなどと違い、訪れた人がイベントを企画したり、一緒に家事をしたりと、様々な動きが自然発生している。
『喫茶ランドリー』には、こうした市民の能動性が引き出されるための工夫が沢山詰まっている。人とのつながりが希薄になりつつある都市のなかで、新たな接点を生み出す空間づくりに取り組む田中の想いに迫る。

初回放送日：2018年3月22日（木）