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下田亘・洋子 オフグリッドの家

「電気を自分で生み出して環境にやさしい暮らしをしたい!」という強い決意のもと、4年程前から、完全オフグリッド生活を始めたご夫婦。グリッド=送電線からオフする、つまり電気の自給をし、持続可能な暮らしを創ろうとしているのは埼玉県飯能市の里山に暮らす下田亘さん、洋子さんです。下田さんは会社を退職後、家族の力を結集し、基礎、骨組み、屋根以外は手作りで家を建てました。その際オフグリッドを決断。電気はすべてソーラー発電で賄っています。ガスも使わず、お風呂は薪で沸かします。調理場でも薪は大活躍。燃焼効率の優れたロケットストーブを手作りし、その上で料理するのです。また石窯も手作り。薪を使って、極上のピザを焼いています。トイレはコンポスト・トイレにして、畑の肥料に活用。生活用水は井戸水です。そして冷蔵庫は使わず乾物を活用、洗濯機ではなく手洗い、ミシンではなく手縫いと、できるだけ家電の助けを借りません。「電気を自給する暮らしは不便かもしれないけれど、そこが楽しい!」という下田さん。時折、地域の人たちを中心に自宅に招き、オフグリッド生活の魅力を伝えています。そんな楽しいスローライフ達人のコトノハに耳を傾けます。