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#187
武家町に建つ別荘邸宅
~小田原文学館と旧松本剛吉別邸~
取材先情報
・小田原文学館(旧田中光顕別邸)
神奈川県小田原市南町2-3-4 TEL:0465-22-9881
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:年末年始(12月28日~1月3日)
※展示替えに伴う臨時休館あり
観覧料:白秋童謡館と共通
大人:250円(20名以上の団体の場合は180円)
小・中学生:100円(20名以上の団体の場合は70円)
※障がい者手帳持参・提示で無料(付添1名含む)になります。
※小田原市が発行する「福寿カード」持参・提示で無料(付添1名含む)
交通:小田原駅東口から箱根方面行きのバス「箱根口バス停」下車徒歩約5分。
小田原駅東口から徒歩約20分。
駐車場:7台
・旧松本剛吉別邸
神奈川県小田原市南町2−1−27 TEL:0465-33-1707(小田原市文化政策課)
※茶室「雨香亭」と庭園の一部のみ公開中です。
公開日:毎週 木曜日~日曜日及び祝日
公開時間:午前11時~午後3時 ※12月20日(木)~1月11日(金)は閉館します。
入場料:無料
駐車場:なし
※上記以外の情報については、公開出来ません。
今回は小田原に残る2軒の別荘邸宅を巡ります。小田原は明治期以降、数多くの政財界人や文人が別邸を構えた地として知られています。今回訪ねる別荘は2軒とも、かつて小田原城下の武家町だった「西海子小路」に面して建てられました。1軒目は明治政府で宮内大臣を務めた政治家、田中光顕の別邸。現在は「小田原文学館」として活用されています。広大な敷地内に建つのは、昭和12年建築の洋館と大正13年の和館。特にスパニッシュスタイルの洋館は、日本建築界の草分け的巨匠、曽禰達蔵が晩年に設計したもので、昭和モダンの建築美を堪能します。次に向かったのは、山縣有朋の側近から後に国会議員を務めた松本剛吉の別荘。こちらは主屋と茶室で構成されています。特に茶室の造りはユニークで、玄関を中心として“くの字型”に部屋を振り分けています。そのため玄関の造りは複雑怪奇で、内部に立つと平衡感覚が怪しくなるほどです。この茶室は週末に一般公開されていますが、今回番組では非公開の主屋も特別に拝見させていただきました。数寄屋造りで造られたサンルームは必見です。番組では4回目となる小田原ですが、毎回家ごとに違った表情を見せる別荘文化に迫ります。